院長ブログ

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2016.05.28更新

ほんまでっかTVで L8020の後は河田先生の矯正などで抜いた歯の保存というお話でした

 

急速冷凍による技術で矯正等で抜いた歯を保存しておき

 

将来に歯が抜けた時に使えるようにして使用する

 

というお話でした

 

実際20年前くらいには外傷で歯を失った方や先天性欠如(生まれ持って歯の数が少ないこと)を伴う方で

 

矯正の時に抜く歯を移植してそこを埋めるという症例が多く発表されていました

 

コンセプトは素晴らしいです

 

 

ただ今は元々なかった前歯に小臼歯を移植するという術式はほどんど見なくなりました

 

理由はあまり上手くいかなかったからです

 

前歯と小臼歯は歯の形が似ているとはいえ違いますから

 

並べばよかった昔と、見た目だけでなく機能も重視する今では

 

根の大きさが異なると様々な問題が生じるのがわかっているからです

 

それに下の小臼歯はともかく上の第一小臼歯は2根の場合が多く

 

移植にはむかないです

 

歯の保存にどれだけのコストがかかるかということでこの急速冷凍の価値が変わってくるとは思うのですが

 

何万円もだして保存するのは今のインプラントがある時代に本当に受け入れられるのかな?

 

というのが私の正直な感想です

 

 

 

 

 

 

投稿者: いとたがわ歯科

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